自転車、玉押し調整…
春に向けドッペル「202 / blackmax」の整備中なのだけれど、まだ注文した全てのパーツが届いておりません。ですので、できるところから、ちょっとづつ、作業しているのです。今日は昨年は手を付けなかったハブの玉押し調整などをやりました。そんなお話。
玉押し調整はやったことがないですが、原理は知っております。ベアリング…何か懐かしい響き。ラジコンとかミニ4駆を思い出します(笑)。
リヤはパーツが揃ってから一気にやるつもりなので、今日の作業はフロントのみ。フロントならばチェーンとかディレイラーとかスプロケもないので簡単です。15mmのスパナでタイヤを外し、ハブシャフトを上下左右に揺すってみます。ガタはないですが…回してみると油切れのようなゴリゴリ感があります…これはマズい。
ということでやはり玉押し調整を行う必要がありそうです。ハブシャフトに付いてる「ロックナット」にスパナをかけ(右回し)、「玉押し」に薄いハブレンチをかけて(左回し)外します。左右両側でこの作業をやるのだけれど…鋼球がこぼれ落ちないように注意します。片面の作業を先にやるとすれば、下側には鋼球を受けられる容器を用意しておかないとなくしてしまうかもしれないので注意が必要です。
中に入っていた鋼球は左右各10個。案の定、グリスがかなり少なくなっておりました。いったん鋼球を取り出し、玉押しと受け部分を清掃したあと、たっぷりとグリスを仕込みます。ボールも真っ黒になったグリスを落とし、綺麗なグリスを塗っておきます(グリスの粘度でなくなりにくくなります)。で、鋼球を元に戻します。グリスの海にどぶ浸けする感じで良いと思います。
そうそう。使ったグリスはAZの「ウレアグリース」です。本来ならば自転車の整備にはシマノの「デュラエース」というグリスが良いらしいのですが高価です(笑)。そこで代用品として紹介されていたAZの「ウレアグリース」を購入。100gのポリチューブ入りで確か748円でした。ものすごいお得です。400gの蛇腹入りのグリスだともっとお得なのだけれど…使い勝手を考えてポリチューブ入りにしました。
さて、問題はここからです。ロックナットと玉押しをどのくらいの強さで締めるか…それが玉押し調整です。これによってベアリングとしての動きが決まります。ゆる過ぎでも、きつ過ぎてもダメ。難しい…。ハブシャフトを回しながらヌルヌル…コリコリ…ゴリゴリの違いを確認し、ヌルコリあたりで締めます。どうかな?
私の自転車は2シーズン経過して初めてやった作業ですが、1年に1回くらいはやったほうが良いのかもしれません。リヤはタイヤやチューブ、スプロケを一気に交換する際にやろうと思います。