「HP Mini 1000 VIVIENNE TAM Edition」英語キーボードの換装と感想
家でも会社でも英語キーボードを使いたいと思い、主に会社で使っているネットブック「HP Mini 1000 VIVIENNE TAM Edition」を日本語キーボードから英語キーボードへと換装しました。その方法と感想を明記しておきます…。途中、まさかの展開になり大いに焦りましたが、何とかこと無きを得ました(汗)。
まずは「HP Mini 1000 VIVIENNE TAM Edition」を裏返します。
背面にある2カ所のロックを解除してバッテリーを外すと、2つのネジが見えます。これがキーボードを止めているネジです。小型のプラスドライバーでネジを外します。
ここで注意…この2本のネジはそれぞれ長さが異なりますから、どちら側のネジか確認しておく必要があります。ちなみに裏面のネジがある付近をよく見ると、何やら記号と数字が書いてあります。上側は「M=1.6×6」。私はこれを見て1.6がネジの太さ、6がネジの長さを示していると思いました。同様に下側を見ると「M=1.6×4」とあります。4がネジの長さだとすれば、上のネジより下のネジのほうが短いはず…はい正解(笑)。
2本のネジを外したら、次は背面にある丸い穴の向こう側を押します。押しているのはキーボード裏面。グイグイと押すと少しだけキーボードが浮いてきます。ですが筐体左右で挟み込むように止まっているので、指でぐいぐい押しながらキーボードをたわませないと外れませんでした。何度もこの作業を繰り返すとキーボードが壊れそうな心配がありますね。まぁ実際には何度もやる作業ではないのですけれども(笑)。丸い穴が2カ所くらい開いていればもう少し楽に外せる気がしますね。
キーボードが外れてもコネクタが基盤に取り付けられているので、それを外さねばなりません。ケーブルは筐体側は外れますが、キーボード側は外れる仕様にはなっておりません。新しいキーボードにもケーブルがついております。ケーブルのコネクタ部分は白い台座部分とそこに差し込まれるケーブルを挟むように抑える黒いパーツで構成されており、黒いパーツを爪で手前側に起こしてやるとケーブルが引き抜ける仕組みでした。後は新しい英語キーボードのケーブルをコネクタに差して黒いパーツを戻して固定。キーボードを筐体にはめ込みますが、これはキーボード手前側にある出っ張りを先に筐体に差し込み、左右どちらかのキーボードのふちを押し込むと、パチンとはめ込むことができました。後はネジ2本を閉め込んでバッテリーをセットしたら換装終了。感想は「これはいいものだ…」です(爆)。
英語キーボードの動作は夢OS Xで確認したのですが、夢OS Xは設定が面倒だったので日本語キーボードへの対応策をとってなくて、最初から英語キーボードとして認識されていてたのでちょうど良かったです(笑)。テキストエディタで文字を打ち込み、キートップの刻印通り問題なく入力できることを確認しました。
何よりも英語キーボードにしたことにより、日本語キーボード固有のキーがなくなったことでキー配列に余裕が生まれたのは大きなメリットだと思います。「HP Mini 1000」を例に挙げるならば、日本語キーボードでは最下段のキーのピッチが細くなっており、数値では通常のキーよりも約4mm細いだけなのですが、その差はかなり大きく、多用するWindowsキー(実際はコマンドキー&Ctrlキーとして使っている)とか、Altキーが押しにくい印象がありました。それが英語キーボードになると通常のキーよりも最下層のキーの方が大きくなるオマケ付きで解決されたので、実に良かったと思います。
ただし…この話にはオチがありまして…。Windowsでは「Windowsキー」の右側に「Altキー」、その右に「スペースバー」と並んでおりますが、Macでは「Altキー」「Commandキー」「スペースバー」の順なんです。そこで今までの日本語キーボードでは「Windowsキー」と「Altキー」のキートップを入れ替えており、英語キーボードでもそのようにしようとキートップを外したのですが、キーの大きさだけが違うと思っていたら、キーを支えるパンタグラフのようなパーツ形状まで違っており、誤って2つとも壊してしまいました(泣)。
先述の通り、キーを支えるパンタグラフのようなパーツの形状が違うので、日本語キーボードの「Windowsキー」と「Altキー」のパーツは流用できず。通常のアルファベットキーともパーツの大きさが違うため「これは厄介なことになった…」と思っておりましたが、なんと日本語キーボードのスペースバー裏にあるパーツ2個がちょうど同形状であることが分かりまして、流用に成功。こと無きを得ました。ああ、良かった(笑)。