UPS(無停電電源装置)の交換
今日は不意の停電時にパソコン内のデータを守るUPS(無停電電源装置)のバッテリー交換をしました。あっ、自宅じゃないです。会社のです。私の家にUPS(無停電電源装置)なんてありません(笑)。社内のサーバールーム(ブース?)には現在、2台のサーバが収まっており(本当は3台あるのですが、うち1台は故障中で私のデスク上にあります)、1台を別の部署が、もう1台を私が管理しておりますが、そのサーバに繋がっているUPS(無停電電源装置)のバッテリーが届いたので交換したんです。そのお話。
通常、デスクトップ型のPCでは停電時にマシンの電源が落ちてしまいますから、作業中のデータが消えてしまうばかりか、最悪の事態ではHDDのデータが飛んでしまう可能性もあります。そんな時にUPS(無停電電源装置)があれば、電源が切断されるとバッテリーでの動作に切り替わるので、一定時間の電力供給が可能になります。
社内ではごくたまにブレーカーが落ちてしまうことがあり、そうすると仕事仲間のいる部署から深いため息が聞こえてきます。電源の場所が違う私の机とサーバールームには影響が出ない状況なのですが、備えあれば憂いなし。もしものためにないよりはあったほうが良いですからね。
今月に入ってから、バッテリーが劣化し交換の必要があることを示すサインが1日に1回は出るようになりました。1分ほど「ピーッ、ピーッ」と鳴るのでけっこううるさい(笑)。そこで交換用のバッテリーを注文したのですが、東日本大震災の影響で物流が滞っていて納期が1ヶ月から1ヶ月半くらいかかるとのことでした。その後、メールにて物流システム復活のお知らせが届いたかと思えば、翌日には出荷のお知らせまで届きました。いずれにせよ、早期に交換できて良かったです。
バッテリー交換の頻度は1年〜1年半くらいでしょうかね。本来はどうかと思いますが気温が低い場所ではないのでバッテリーの劣化も早いらしいです。5〜25℃の環境下では2.5年ほど使えるそうですが、30℃では1.7年、35℃では1.2年しかもたないようです。
交換手順を書いた説明書によれば「稼働しているマシンの電源を落とすことなくバッテリー交換を行えます。ケーブルの接続時に火花が出ますが大丈夫です」とあるのですが…本当に大丈夫なのだろうか?と疑問に思いつつもおそるおそる交換します。薄暗いサーバールームの足下でUPS(無停電電源装置)のカバーを開け、古いバッテリーを引っ張り出してケーブルを抜き、新しいバッテリーをセットしてケーブルを繋ぎます。その時、バチバチっと青白い火花がほとばしり、薄暗い手先が一瞬明るくなるような状況を想定したのに、火花などまったく出ず拍子抜けしたくらいです(笑)。
さて、冒頭にも書きましたが、自宅でUPS(停電電源装置)を使っている人はいるのですかね。自宅サーバを立ち上げていたり、凄いパワーユーザーなら使うのでしょうか?ふと思いました。
それから、UPS(停電電源装置)の話とは矛盾しますが、停電時などでの電源切断によるファイル破損を防ぐための仕組み(完璧ではないですが)をジャーナリングシステムと言いますが、MacではOS X 10.2.2から採用されておりますし、Linuxではext3以降、WindowsではNTFSファイルシステム(NT、2000、XP以降でバージョンは異なりますが)であればジャーナリングに対応しております。ご参考までに。