「夏のあらし!」読みました
以前アニメ「夏のあらし!」第1期、同2期の合わせて26話を観て、とても面白いと感じたので小林尽さん作の漫画を読んでみたいと思っていたのですが、良い機会だったので全8巻を読破しました。すると…色々なことが見えてきましたよ。
「夏のあらし!」は、現在および過去の横浜に存在する喫茶店「方舟」を基点にした作品で、現代に生きる少年・はじめちゃんこと八坂一と、太平洋戦争中の昭和20年に横浜大空襲の被害にあった幽霊の少女・あらしさんこと嵐山小夜子が出会い、過去と現在を行き来しながら仲間達とともにひと夏を過ごす物語。昔ならではの言葉遣いや時代背景などが好きな自分としては大いに楽しめた作品でした。
アニメはコメディ部分に重きを置いていましたが、原作ではコメディに加え背景にある戦争を描いているだけにシリアスな展開もはらんでいます。楽しむという観点で見たアニメ、それはそれでとても面白かったのですが、戦争が持つ悲惨さを色濃く描き出している原作はやはり素晴らしい作品であると思いました。原作も全8巻で完結しているので、シリアス展開は避けられないのかもしれないですがぜひアニメも第3期を制作して完結させてほしいと思いました。
リンクに表示されるテキスト余談ですが…テレビ第1期のオープニングテーマ曲、面影ラッキーホール feat.後藤まりこ(ミドリ)の「あたしだけにかけて」は、いろいろな意味で印象的でした(笑)。濃密な昭和の懐メロ的テイストがたまらなかったです。言葉遊びが巧みで、耳の残る楽曲でした。
そして、テレビ第2期のオープニングテーマ曲も秀逸でした。あの相対性理論のヴォーカリスト、やくしまるえつこ嬢による「おやすみパラドックス」。こちらはかなり好きなジャンル。80年代っぽい感じのエレクトロな曲調に、シュールな歌詞とウィスパーヴォイスが心地良く、リピート必死の楽曲です。激しくおすすめ(笑)。
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