弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

» 2011-03-10の日記

新型MacBook Proは64ビットカーネルがデフォルト

 MacBook Pro (Early 2011)のデフォルトカーネルの話です。VirtualBox上とは言え、MacBook ProにインストールしたUbuntuの動作速度には期待していたのですが、使い物にならないくらい遅いんです。それこそ昔、iBook(DualUSB)にVirtualPCを使ってWindows2000を入れていた頃のように遅いのです(笑)。おかしいと思い、いろいろ調べたのですが…。

 もしかして?カーネルか何かが原因なのか?と思ってアップルのサイトを調べてみますと…案の定、MacBook Pro (Early 2011)は、Mac OS X v10.6 Snow Leopardが持つ64ビットのカーネルをのデフォルトカーネルとして起動し動作しているということが分かりました。「なるほど。やっぱりこれが原因に違いない…」。そう思ってさらにアップルのサイトで調べているとこんなことが分かりました。

 まずはアップルメニューから「この Mac について」を選択。「詳しい情報」をクリックして「システムプロファイラ」を開きます。「システムプロファイラ」が開いたら、右側のシステムソフトウェアの概要の中に「64 ビットカーネルと拡張機能」という項目があるはず。その後ろを確認し、文言が「はい」だと64ビットカーネルでの起動、「いいえ」であれば32ビットカーネルで起動しているということになります。

 64ビットカーネルがデフォルト起動のMacを一時的に32ビットで起動させる場合は、起動中に「3」と「2」を押し続けます。反対に32ビットカーネルがデフォルトだが64ビットカーネルにも対応するMacを64ビットカーネルで動作させたい場合は、起動中に「6」「4」を押し続けます。ただし、これらの起動方法は前述した通りあくまで一時的なもの。再起動するとデフォルトのカーネルでの起動に戻ります。

 64ビットカーネル、または32ビットカーネルをデフォルトとして設定したい場合は「ターミナル」で次のコマンドを入力します。

・64ビットカーネルをデフォルトにする場合

sudo systemsetup -setkernelbootarchitecture x86_64

・32ビットカーネルをデフォルトにする場合

sudo systemsetup -setkernelbootarchitecture i386

MacBook ProにVirtualBoxを入れました

 MacBook Pro(Early2011)のために昨夜一晩かけてiMac(Mid2007)からVirtualBoxのUbuntu仮想HDDデータ(8.4GB)をMacBook Proにコピーしておいたのだけれど、結論から言うと使い物になりませんでした。仕方がないのでネットブック上のUbuntuでISOファイル(Ubuntu10.04)をダウンロードして起動用のUSBメモリを作成。今度こそはと望んだのですが…うまくいかず。結局、MacBook ProのほうでISOをダウンロードし直し、それをマウントした状態で起動、Ubuntuのインストールを済ませました。VirtualBoxに新しいOSを入れる作業を久しくしてなかったのですが、そう言えば起動USBではなくISOを直接マウントする方法が正解だったなぁと後になって思い出しました(笑)。

 「Ubuntu 10.04」のインストール後、すぐにアップデートを適用。それから「VirtualBox」の機能拡張「Guest Additions」をインストールします。以前のVirtualBoxではUbuntu用の機能拡張を入れる際に端末での操作が要求されたのですが、バージョンアップのうちに簡単にインストールできるようになったみたいです。VirtualBoxの「メニュー > デバイス」から「Guest Additionsのインストール」を選択。するとUbuntuのデスクトップにVBOXADDITIONS_4.0.4_70112」というディスクイメージがマウントされます。それをNautilusで開き「”オートランの問い合わせ”を開く」のクリックでインストールできます。端末を使わず、ファイルマネージャ「Nautilus」から拡張機能のインストーラーを走らせることができました。後は再起動すると、ファイル共有、解像度の自動変更などVirtualBoxの機能拡張が反映されるようになります。Ubuntu-Mac間のカーソル移動も可能になりました。

 ですが、VirtualBoxの動作が緩慢です。うーん、どうしたのだろう?


新型MacBook Proのレビュー

 新型MacBook Pro(Early 2011)を購入しまして、環境設定やらiMac(Mid2007)からの移行作業などをしているところです。それにしてもアルミの質感が際立つUnibody(ユニボディ)の筐体は美しいですね。私なりの勝手なレビューをしてみようかと思います。

 本当はレビューならバラシたりしたほうが良いのですかね。せめてAppleに許されている背面パネルくらいは外したほうが良いのかもしれないですが、時を同じくして13インチモデルを購入したLIFEさんが背面パネルを外した画像を見せてくれたので、何かしら満足してしまいました(笑)。ただ、背面パネルを止めているネジが斜めに刺さっているのが特徴らしいので、すぐにはないとは思いますが…背面パネルを外す時には気を付けないといけませんね。

 さて、1枚のアルミ板から削り出されているUnibodyの筐体ですが、個人的にはデザイン、コンセプトともに素晴らしいと思います。登場以来デザインが変わっていないようですが(SDカードスロットなどの部分は変わっているかも)、それだけ完成されたデザインということなのかもしれません。何よりもアルミ板から削り出しているために製造コストと時間ともに従来モデルよりもかかっているのかもしれませんけれども、パーツ点数が少なくなり強度が増すばかりか組み立ても容易になっているであろうこと、なおかつ、これまで変更なく生産しているため製造コストの部分ももしかしたら現在ではクリアできているのかもしれません。

 パッと見た感じでは、昨年春に登場したMacBook Proと外見上の違いはほとんどないみたいです。写真は筐体左側のポート類です。左からMagSafe電源アダプタポート、ギガビットEthernetポート、FireWire 800ポート(最大800Mbps)、Thunderboltポート(最大10Gbps)、USB2.0ポート(最大480Mbps)2基、SDXCカードスロット、オーディオ入力、オーディオ出力となっております。前MacBook ProではMiniDisplay PortだったところがThunderboltに変わったのですが、コネクタは変わっていないですのでアイコンだけが変わったという(笑)。Thunderboltに対応した製品がまだリリースされていない現状では、今までのMini Display Portと同様の使い方しかできない…ということになるんでしょうね。外部接続するディスプレイを持っていない私にとって現段階でのThunderboltはまさに「宝の持ち腐れ状態」ではありますが(笑)。

 また、カメラの性能もアップしておりますね。iPhone3GSを使っている私はFaceTimeを使わないのでこちらも「宝の持ち腐れ」状態です(笑)。App Storeで115円で販売されているというMac用の「FaceTime」アプリは、新型MacBook Pro には最初からプリインストールされておりました。今のところ「FaceTime」使う予定はありませんので、Dockからは退場していただきましたけれども(笑)。

 次は目に見えない部分を…新型MacBook Pro 15インチモデルのプロセッサは2.2GHzクアッドコアIntel Core i7。三次キャッシュは6MBです。Intelの「ハイパースレッディング・テクノロジー」 によって1つのプロセッサを2つのコアとみなすため、クアッドの場合8コア相当の処理を同時にこなすことができるようです。また、Intelの第2世代「ターボブースト・テクノロジー」によって負荷のかかる作業時には自動でクロック数が上がって処理をこなすようです。しかし、移行作業などをしている段階ですので、私はまだその恩恵に預かっておりません。ただ、私のMacBook Proをフォーマット&リストアする前にFlashのゲームを体験した妻によりますと「iMac(Mid2007)でたまに感じられるもたつきが全くなかった」とのことです。私の場合はGarageBandやiMovieを使ってみたら体感できるのではないかと期待しているところです。

 グラフィックスはIntel HD Graphics 30005およびAMD Radeon HD 6490M(グラフィックス自動切替機能搭載)とのこと。Intel HD Graphics 30005とAMDRadeon HD 6750Mを作業負荷に応じて自動切り替えてくれるようです。15インチの上位モデルを選んだ最大の理由が、ビデオメモリ。通常256MBのところ1GBとその差4倍。圧倒的な性能差がここにあります。これも画像処理や動画編集時に威力を発揮してくれそうです。

  後半はレビューにもなっていないような内容でしたが…今、私が実感していることは、年末あたりから使っていたiMac G4(FlatPanel)と違ってブラウザの表示がとてつもなく速いことです(笑)。これに感動しているくらいなので まだ新型MacBook Proの性能をよく把握できていないのです(爆)。

 あっ、余談ですがMacBook Proの仕様を見ていて気づいたことを書いておきます。MacBook Pro 13インチモデルと15インチモデルのMagSafe電源アダプタは見た目は同じながら中身は違いますね。13インチモデルは60W、15インチモデルは17インチモデルと同じく85Wとなっています。


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