弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

» 2010-10-14の日記

Ubuntu10.10でMozcを使う。

 ネットブック「HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition」にUbuntu10.10を入れて使い始めました。今回はUbuntu10.10を起動してからのレビューです。インストール前の試用時に心配していた不完全な日本語化は問題ありませんでした。完全に日本語化されておりインプッドメソッドもiBUSにAnthyが入っておりました。NetBookに特化されたUI「Unity」にまだ違和感を感じるのですが、アプリケーションなどの起動も前より早くなっている印象があります。

 β版にあったシステムのもたつき感がないようなのですぐに使えますね。ただし…Unityが使いにくいなぁと思う瞬間…それは左側のDock内にあるアプリケーションを押すと、システム関連のアプリケーションまで一般のアプリケーションと統合されてしまっていること。カテゴリからシステムを選べばフィルタリングされるのですが、アクションが多くなるので面倒なんです。何度も使っていけばよく使うアプリケーションとして上部に表示されるようになるので幾分ラクになっていくのですが…。

 それからUbuntu10.10もデフォルトの日本語入力環境がIBusなのがちょっと…。私は標準のIBusよりも、以前から慣れ親しんでいるSCIMのほうが好きなので「Ubuntu ソフトウェアセンター」にて使い慣れたSCIMをインストールすることにしました。IBusからSCIMに切り替えるには、説明不要ですが「言語サポート」からキーボード入力に使うIMシステムを「scim-bridge」にします。それから「Google日本語入力」ベースになっている「Mozc」を入れます。これも「Ubuntu ソフトウェアセンター」にて「Mozc engine for SCIM」をインストールすればOKです。ただし、SCIMを入れた後、Mozcを入れた後はログインし直さなければ反映されないので注意です。


テキスト検索アプリのバグ…

 10月に入ってから、自分がかつてフリーのプログラム言語HSP(Hot Soup Processor)で仕事用に開発したテキスト検索アプリに重大なバグがあることを思い出しました。そのバグとは…。

 煽っておいて何ですが、バクを説明する前にまずはアプリの説明をせねばなりませんね(笑)。仕事柄、1日に50本近くのテキストファイルを扱うのですが、そのテキストの全文検索を行うことができるアプリなんです。数多のテキストファイルを1本1行にまとめて、結合したものを簡易型データベースにまとめておき、検索速度を速める仕組みです。簡易データベースのサイズは1年分で10MB〜12MBになります。

 この簡易データベースの生成部分は、検索アプリとは別に開発した専用アプリで行っているのですが…そちらにバグがあり、1月から順に登録されていくはずが10月からは1月分に上書きされてしまうのです。

 昨年もこのバグには気づいていたのですが、10月以降は仕事が格段に忙しくなってしまうためバクを修正することができませんでした。代わりに…バグを回避した上
で検索時間をさらに早めた新型のアプリの開発を始めたのですが…まったく新しい仕組みで動くアプリの開発に手間取り、検索速度を高めることができないでいるうちに…またこの季節を迎えてしまったのです。

 忙しい中ではありますが、時間をつくって現行アプリのバグ修正でしのぐか、それとも新規開発中のアプリの開発を急ぐか…。悩みどころです。


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