弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

» 2010-08-26の日記

涼宮ハルヒの弦奏…


 2009年春に開かれたイベント「涼宮ハルヒの弦奏」のDVDをGM君のススメで観ましたー。凄く良かったです。感動しました。「涼宮ハルヒの憂鬱」アニメ劇中歌をクラシック調にアレンジ、80人規模のオーケストラでが演奏するクラシックコンサートのようなイベントの模様が、今年に入ってDVD化されたようです。以前、2007年に開かれた「涼宮ハルヒの激奏」もDVDで観ましたが、 今回はハルヒと管弦楽という意外な組み合わせ。もともと管弦楽も好きなジャンルなので、あまり違和感は感じませんでしたけれども。

 演奏は東京フィルハーモニー交響楽団、指揮はアニメ音楽にも精通してるという香港出身の指揮者フィリップ・チュウさん。イベントの司会は「涼宮ハルヒの憂鬱」で谷口を演じた白石稔さん、国木田を演じた松元恵さんの2人。タキシードで正装した白石さんの、アウェー感を感じさせながらの名司会ぶりが何とも言えぬ雰囲気でした(笑)。

 解説は「涼宮ハルヒの憂鬱」アニメで音楽を担当した作曲家の神前(こうさき)暁さ
ん。この方は凄い人で、涼宮ハルヒ関連の楽曲では「恋のミクル伝説」「God knows…
」「Lost my music」「First Good-Bye」「Super Driver」などを作曲・編曲されてい
る方です。他には「らき☆すた」の神OP曲「もってけ!セーラーふく」、「かんなぎ」
のOP曲「motto☆派手にね!」の作曲もされているという…「おっ、この曲いいね…」と
思ったら神前さんの作品だった…ということが何度もあるくらいの人です。

 指揮者が登場し演奏が始まろうかという時、舞台袖から魔法使いルックの長門有希(茅原実里さん)が指揮台に向かい何をするかと思えば指揮者にアニメ内の自主制作映画で使われたスターリングインフェルノ(先端に星型がついた棒)を手渡す。指揮者はタクトの代わりにスターリングインフェルノをオーケストラに向かって振り上げて…という微笑ましい小芝居があって始まったのですが、聞こえてきた音楽は「本物」でした。

 オープニングに演奏されたのは「恋のミクル伝説」だったのですが、そこでまず度肝を抜かれました。何という大胆なアレンジ。時に繊細に時には雄大に奏でられる音色…聴いているうちに最初からオーケストラのために書かれた曲だったのではないかという錯覚におちいるくらいでした。

 また、さすがは東京フィルのオーケストラとあって、演奏は質のとても高いもので、会場にいるかのような臨場感も味わえました。これは実際に会場で聴くことができたならば最高だったと思います。

 その他にも劇中のBGMがクラシック調にアレンジされ、どの曲も個性豊かに表現されていました。また、バイオリン、ピアノでゲストの演奏家がソロを披露する中、歌のゲストとして涼宮はルヒ役の平野綾さん、長門有希役の茅原実里さんがそれぞれ楽曲を熱
唱。後で観たメイキングも良かったです。


 「涼宮ハルヒの弦奏」のCD版も欲しくなりました。


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