弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

» 2010-03-12の日記

HTML5のこと…

 HTML5が最近気になっております。すでに主要なブラウザでは一部で対応が済んでいることから、このサイト『弐条海月の「とはずがたり」』ならば変えてしまっても問題はないのではないか…と思っているくらいです。時間がないのでまだやりませんけれども(笑)。

 HTML5では、WEBアプリの主要なプラットフォームであるAdobeのFlashとか、SUNのJavaFXといったプラグインを使わず、HTML+javascriptによってリッチなWEBアプリケーションを作ることができ、マルチメディア系との親和性も高いのが特徴。また、おまじないのような記述が必要だった<!DOCTYPE>や<html>が簡潔に表記できるようになっていたり、新しいAPIとして「編集」「保存」「ドラッグ&ドロップ」などが追加されるなどしています。

 完全ではないもののHTML5対応のブラウザも増えているようです。Safari4とかChrome3.0(以降)、Firefox 3.5以降、私は使っていないのでよく分かりませんが、Operaも対応しているようですね。

 ようするに、HTML5が普及すればWEBアプリの常識が大きく変わり、Flashなどのプラグインが不要になるということでしょう。スタンドアロンのアプリとしてブラウザの地位が思いっきり向上し、ブラウザがOS的な役割を果たす。そして、ブラウザの中で様々なWEBアプリが動作する…。Googleが提供しているWEBアプリによって、私達はすでにそれが当たり前のようになってきている現状を十分に見せつけられていますからね。

 Appleを例に挙げればiPhone/iPod Touch、来月発売になるとされるiPadに搭載されているいPhone OSで堂々とFlash非対応の路線を貫いているのには、バッテリー問題以前に、HTML5への移行を促したいという狙いもあったりするのではないかと思えますね。現在はそうした仕様を不便に感じるユーザーもいると思いますし、Flashを提供しているAdobeも怒っているようですが(笑)。

 HTML5の正式な勧告がなされるのは2012年3月(予定)とのこと。それまでにブラウザ、WEBアプリ、マルチメディア、プラグインなどの関係がどう変化していくのか、Adobeも自社の提供するFlashが過去のものとなっていくのを指を加えて黙って見ているわけではないでしょうから、魅力的な新機能を引っ提げてくるかもしれませんし、そこに乗っかるコンテンツもあるかもしれないし…。今後も目が離せない状況が続くのではないかと思うと、ちょっと楽しみであったりしますね。

 HTML5の仕様については 次世代HTML 標準 HTML5 情報サイト「HTML5.JP」 にて分かりやすく書かれています。私もこちらで情報を得ています。


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