今日は真面目な話です。
病気で入院している祖父が、先週お見舞いに行った際に「退院したら天丼かカツ丼を皆で食べたいなぁ」と言ってました。もしかしたら、残念ながらその日はこないかもしれません。
祖父は内臓の疾患で今月初めから入院しておりまして、意識はハッキリしているものの今はベッドで寝たきりの状態です。私の親が医者に言われた話では、透析治療するのにも体力がなく、ステロイド治療も副作用が強いので厳しいと。それで「延命治療はしますか?」と。
祖父本人に直接確認すると「それはしなくていい」と言ったそうです。入院時は数値が安定すれば退院できるとのことだったのですが、食べる気が起きないため栄養剤の直接投入が行われていました。食べられるようにならなければ退院も叶わない状態だったのですが、本人にその気がなかったようです。
それでも、皆でお見舞いに行った際にはひ孫の顔を見て大変喜んでくれ、冒頭の「退院したら天丼かカツ丼を皆で食べたいなぁ」という発言が出たのです。でも、その後も食事を食べられず、栄養剤の投入が続いていたようです。こればかりは、本人が臨まないのですから仕方ないことです。ただ、痛みに苦しむ類の病ではないのが幸いです。
いずれ訪れるその時。それまでに自分に何かできることはないか…。
そんなことを考えながら、この日記を書いています。