弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

» 2009年11月の日記

HSPで作ったアプリの話…

 仕事で使うPDFファイルのリネーム&コピーアプリをWindows環境で動作するフリーのプログラム言語「HSP」(Hot Soup Processor)で開発して使っているのですが…その改良を久々に行いました。その記録です。

 アプリのことは、2009年08月22日の日記「仕事で使うHSPアプリ…」にある通りなので、説明は省きますが、様々なファイル名に対応させるのが結構大変なのですよ。

 しばらく忙しくてPDFファイルファイルの処理を忘れておりましてたら、ファイルが152個も溜まってました! なので、早速処理を開始したのですが…。

 久々におかしな名称のファイルがあって、プログラムの見直しを迫られました(汗)。しかも、修正すると従来のファイルの処理がおかしくなってくる始末。「ならば…いっそ!」とばかりに、リネーム部分を全く新しく書き直しました。

 しかも、これまでは1日毎のファイルしか処理できなかったのを、何日分でも構わず一気に処理できるように改良しました。ついでなので処理した日付のディレクトリを開いて確認しやすくするというオマケ機能も付加しました。こういった処理が手早くできるのは、HSPが使いやすいい言語だからです。Mac版出れば良いのに…と心から思いますね。

 ですが…どこにバグがひそんでいるか分かりませんので…一気に処理せず、今まで通り1日ずつ処理する自分(爆)。ですが、自社で生成しているPDFファイルであればファイル名が統一されていますから、一気に処理できますね。とりあえず今回は3~4ファイル毎に日付が異なる計60個くらいのPDFファイルを一気に処理できましたので、意図したとおりに動作しているようです(笑)。


「Ubuntu 9.10」で「iBus」ではなく「SCIM」を使う方法

「Ubuntu 9.10」を使い始めてからというもの、その手の話題ばかりですが…。新しくなったインプットメソッド・プラットフォーム「iBus」が余りに使いづらいので、「Ubuntu 9.04」で使い慣れていた「SCIM」を使うことにしました。その設定の記録です。

「Ubuntu 9.04」から「Ubuntu 9.10」にアップグレードして、私が一番閉口したのが、多言語に対応したインプットメソッド・プラットフォームの変更です。「Ubuntu 9.04」までの「SCIM」から「Ubuntu 9.10」で「iBus」というものに置き換わったのですが、これがまだ新しいものらしくて不完全な印象なのです。

最初は「iBus」のキー割り当てを変更し、少しでも快適に日本語入力ができるように頑張ってみたのですが…やはり無理でした。「SCIM」で当たり前のように出来ていたことができなくなっているのは、文字入力を頻繁に行う私には致命的です。予測変換機能もないですしね。ですので、新しいモノ好きとしては「iBUS」の今後の発展に期待をしつつ、それまでは高実績の「SCIM」を使うことに決めたのでした。

そもそも、LinuxをはじめとするUNIX系OSでは、インプッドメソッドが二段構えになっています。WindowsやMacでは信じられないことですが、分かりやすく例えると「ことえり」を動かすのに、AまたはBというインプットメソッド・プラットフォームから好きなほうを選べるということです。

本編ここから

さて、いよいよインプットメソッド・プラットフォーム「SCIM」を「Ubuntu 9.10」に入れる方法について描いていきます(笑)。

「Ubuntuソフトウェアセンター」にて「SCIM」で検索。出てきた「SCIM Input Method Setup」をインストール。すると、システムの「設定」の中に「iBusの設定」のほかに、今までなかった「SCIM入力メソッドの設定」が表示されました。おおっ…なんか嬉しい(笑)。

「SCIM」を選ぶ

「SCIM」を選ぶ

ですが、そこをいじるのは後です。先に「システム管理」のほうの「言語環境」で、使用するIMを「SCIM」に変更します。その後再ログインすると「SCIM」が使えるようになっているはず…。

ログインしても使えませんでした…(泣)。どうやら「言語環境」で選ぶ項目は「SCIM」ではなく「SCIM-bridge」という項目のようです。気を取り直して再度ログインすると…「SCIM」が表示されました!

さっそく文字入力を試そうとしましたが…何かおかしい…。あれっ?日本語入力IMの「Anthy」がない…。「iBus」にも「Anthy」が入っているはずなのに、SCIMのそれとは別物のようです。

仕方ないので、今度は「Ubuntuソフトウェアセンター」よりも細かくアプリケーションの管理ができる「Synapticパッケージ・マネージャー」を立ち上げ、SCIM検索。日本語入力に関するパッケージが表示された中から、必要と思われるものを選択します。すでに導入した「SCIM」関連にはチェックが入った状態です。

こんなことならば最初から「Synapticパッケージ・マネージャー」を使えば良かった…と思いつつ、scim-anthy、そしてscim-tables-jaを選択。すると、依存関係にあるscim-modules-tableも選択されました。これでいいのかな?その後、SCIMの設定画面を開くと…見事Anthyが表示されていました!

でもまだ使えない…というわけで再ログインです。そう言えば…再ログインと何度も書いておりますが…ログオフ…ログインの動きはスムーズなので面倒ではないです(笑)。

ここまでの作業で「SCIM」にて「Anthy」が無事に使えるようになりました…。でもscim-tables-jaとscim-modules-tableは、実はいらなかったみたいです。anthyのほかに日本式というIMがインストールされました。これがscim-tables-jaのようです。普通に文字入力しても意図する変換をしてくれない…日本式(笑)。使い方が分からないので、この2つはアンインストールしておきました。


ctrlキー(コントロールキー)とCaps Lockキーを入れ替える

 「Ubuntu 9.10」において、ctrlキー(コントロールキー)とCaps Lockキーを入れ替える方法を記しておきます。

 ネットブック「HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition」で「Ubuntu 9.10」を使っているのですが、Macのキーボードのようなキー配列で使いたかったので「Caps lockキー」と「Ctrlキー」を入れ替えました。

 設定は簡単です。「キーボード・レイアウトのオプション」の「ctrlキーの位置」の「Swap Ctrl and CapsLock」にチェックを入れるだけ。たったこれだけで「Caps lockキー」と「Ctrlキー」を入れ替えることができます。もちろん、xmodmapを使って入れ替えることもできるだろうとは思いますけどね。

 ついでに…システムの「設定」内の「キーボードの設定」を見直しました。これまではUSキーボードとして認識されていたので使いづらかったのですが、これを日本語キーボードとして登録し直しました。


Ubuntuにフォントを追加する…

 Ubuntuにフォントを追加する際の覚え書きです。興味のない方は読み飛ばしを…。

 現在ログインしているユーザーでのみ適用させたいのなら、ユーザーのホームディレクトリ内に隠しディレクトリ「.fonts」を作成、その中にフォントを入れればOKです。

 Ubuntu内の全ユーザーに適用させたい場合は、フォントの保存先がシステムフォルダ内に変わります。

 ルート権限でのファイル操作が必要になるため、端末で「sudo nautilus」と入力し、root権限でnautilusを起動します。

 フォントの保存先ディレクトリは「/usr/share/fonts」です。既存のフォントと自分で追加したフォントが後で分かるようにしておいたほうが良いと思いますので、「fonts」の中に追加フォント用のディレクトリを用意します。私は俺のフォント入れということを声高にアピールするため「orefont」という名称にしておきました(爆)。

 ディレクトリ「orefont」の中に、追加したいフォントを入れます。私は今回「liberation」というフォントをダウンロードしたので、そのパッケージを展開し、そのディレクトリごと「orefont」の中に入れました。この状態でもフォントはただしく認識されるので、管理がラクになると思います。

 Ubuntu 9.10のデフォルトGUIフォントは「sans」というゴシック系フォントです。このままでも悪くないですが、私はHPがカスタマイズしたUbuntu「MIE」で採用されていたフォントをデフォルトGUIフォントにしたかったのです。そう…それが「liberation」なのです(喜)。

余談ですが…「liberation」は、Red Hatがリリースしたもので、上記のフォント「sans」より少し幅広く、しっかりした形状なのが特徴です。何よりも、Windowsのフォント(Arial、Times New Roman、Courier Newなど)と置き換えできるように作られているので、文書の互換性を維持できるということのようです。まぁ英語フォントなので互換性が維持できるのはあくまで英語のみなのですが(笑)。


iMacにUbuntuを入れたい…その2

 昨日から取り組んでいる、妻のiMac(Flat Panel)のUbuntu化ですが、なかなかうまくいかなくて困っております。今日はUbuntu9.04ではなくてUbuntu9.10を試してみたのですが…

 最初の作業は昨日と同様に私のiMac(Mid 2007)で行いました。「ディスクユーティリティー」にてUSBメモリに入れたのですが…。妻のiMacで認識するも起動はせず。昨日と同様に画面表示が乱れた状態でディスク選択画面に戻ってしまいます。

 USBが1.1なので転送速度が遅いのでは…と思いまして、今度は家にあったCD-RWにUbuntuのイメージを焼こうと思ったのですが、2枚あったCD-RWの容量が600MB、650MBと少なくて入らないのです(爆)。Ubuntu9.04はかろうじて700MBのディスクなら収まるのですが、Ubuntu9.10は700MBオーバーなのでDVDにでも焼かなければ無理ですね。

 という訳で…Ubuntu9.10をDVD-Rに焼きました。出来上がったインストールディスクを妻のiMacに入れて「C」キーを押しながら起動…起動せず。ここで妻のひと言「最近、DVDドライブが不調なの。多分読み込めないと思うわ…って昨日も言ったじゃない」。「そうだった。なんてこった…それじゃ、今日もお手上げ。打つ手なしじゃないか」両手を広げ首をすくめながら左右に振るしかない私(爆)。そうです。まるで昨日と同じ光景がそこに繰り広げられたのでした。

 かなり手強い妻のiMacですが…明日も頑張ってみようと思います。明日こそは勝利宣言ができれば良いのですが…。


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