K_DEL_LF

「K_DEL_LF」は、改行コード（LF）を削除することができる命令です。

このページでは、文字処理に特化したHSP用モジュール命令セット「kurage_mod」の命令を解説しています。

【書式】

K_DEL_LF p1

p1 : var　削除したい改行コードを含む文字列を代入した変数

【解説】

対象となる文字列の中の改行コードを削除できる命令です。この命令で削除できる改行コードはLF（ラインフィード）で、文字列中では\nとなっています。

Mac OS XまたはUNIX系OSの改行コードは\nのみですので、これらのOSで作成された文書の改行コードを削除したい場合はK_DEL_LF命令をお使いください。

改行コードにはCR(キャリッジリターン)という\rで表記されるものもあります。こちらを削除したい場合はK_DEL_CR命令をお使いください。

Windows系のOSの改行コードは\r\nですので、改行を取りたい場合はK_DEL_LF命令とK_DEL_CR命令の両方を実行してください。

K_DEL_CR命令と同じ処理は、文字の置き換えができるK_REP命令、K_REP_S命令でも実現できますが、あえて命令として分けてあります。

反対に、何かの文字列を改行コードに置き換えたい際はK_REP命令、K_REP_S命令をお使いください。

【サンプル】

   #include "kurage_mod\\kurage_mod.as"
    //HSPのフォルダ「common」内からモジュール読み込み

   T = "この行の改行コードはCRです\r\rこの行の改行コードはLFです\n\nこの行の改行コードはCRです\r\r"
   dialog T
   K_DEL_LF T    //改行コード（LF）を削除
   dialog T

   //※結果
   //この行の改行コードはCRです
   
   //この行の改行コードはLFですこの行の改行コードはCRです

【関連項目】

• K_DEL_CR … 改行コード（CR）を削除 (kurage_mod)
• K_REP … 文字列の置換を複数回行う (kurage_mod)
• K_REP_S … 文字列の置換を一度だけ行う (kurage_mod)