K_CHK_DIR
「K_CHK_DIR」は、ディレクトリの存在を確認することができる命令です。
このページでは、文字処理に特化したHSP用モジュール命令セット「kurage_mod」の命令を解説しています。
【書式】
val = K_CHK_DIR ( p1 )
p1 : str フォルダ名またはフォルダ名を含むパス
【解説】
ディレクトリが存在しているかどうかを調べることができるモジュール関数です。
ディレクトリが存在している場合は「1」が返り、存在していない場合は「-1」が返ります。
返る値に一般的な「0」を使っていないことに注意してください。
p1にフォルダ名のみが入っている場合はカレントディレクトリを存在確認の対象とします。
p1にパスが入っている場合は、パスをカレントディレクトリとし、最終ディレクトリを対象フォルダとして存在確認します。
カレントディレクトリの変更は一時的なもので、モジュール関数の実行後にはそれまでのカレントディレクトリに戻ります。
「K_CHK_DIR」で調べることができるのはフォルダのみです。
ファイルの存在確認は、HSPの純正命令のサイズ取得を行う「exist」を使えば可能です。
【サンプル】
#include "kurage_mod\\kurage_mod.as" //HSPのフォルダ「common」内からモジュール読み込み //【サンプル1…p1にフォルダ名を代入した場合】 //「フォルダ/子フォルダ/孫フォルダ」というディレクトリ構造があり、カレントディレクトリに「フォルダ/子フォルダ」が指定されていると仮定して… KEKKA=K_CHK_DIR("孫フォルダ") //※孫フォルダが存在しているのでvalには「1」が返ります。 KEKKA=K_CHK_DIR("親戚フォルダ") //※親戚フォルダは存在していないのでvalには「-1」が返ります。 //【その2…p1にパスを代入した場合】 //※すると、自動的にパス「親分/子分」と対象フォルダ「孫分」に分割され、カレントディレクトリが「親分/子分」になります。 KEKKA=K_CHK_DIR("親分/子分/孫分") //※ディレクトリ名「孫分」は存在しているのでvalには「1」が返ります。 KEKKA=K_CHK_DIR("親分/子分/半分") //※ディレクトリ名「半分」は存在していないのでvalには「-1」が返ります。