弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

「Xubuntu」を試す…

 私はネットブック「HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition」で「Ubuntu 10.10」を使っています。たまに雪豹の夢を見たりもしますが、動作は断然「Ubuntu」のほうが軽いので後者を常用しているのです。ところが、実験で使った「Puppy Linux」や「DSL(Damn small Linux)」の軽さに驚かされてからは、Ubuntuのもたつき感が気になるようになりました。ですがすでにUbuntuは使いやすさや慣れもあって手放せないので、Ubuntu自体を軽くする方向性で考えて試したのがこちら「Xubuntu」です。今日はそのお話。

ubuntu

 まずは比較のために「Ubuntu」のデスクトップ画面を貼っておきますね。

 「Xubuntu」は、「Ubuntu」派生ディストリビューションとしてLiveCDも提供されています。個人的に「Xubuntu(ズブンツ)」という読みに違和感を感じますが、それは些末なこと故に気にしないことにします(笑)。「Xubuntu」のデスクトップ環境は「Xfce」というものであり、Ubuntuのデスクトップ環境「GNOME」に比べるとかなり快適な動作が魅力です。

 ですが、現在ある環境を捨ててまで試すのはちょっと…。ということで今回は新規のインストールではなく、Ubuntuのデスクトップ環境(見た目)を変えることで対応してみます。

 デスクトップ環境の変更は「デスクトップ・パッケージ」を導入することで可能になります。まず「Synapticパッケージ・マネージャ」で「Xubuntu」を検索。いくつか表示された検索結果の中から「Xubuntu-desktop」を選び、依存パッケージを追加して適用するだけです。

 インストール後、再ログインするとすでにログイン画面がUbuntuのそれではなくネズミのアイコンでおなじみのXfceのログイン画面になっておりました。ただし背景や色遣いが違うだけであって、実際の中身・昨日は同じです。ログイン環境はgdmのままなのでログイン画面のスキンだけが入れ替わったのだと分かります。

Xfce

 ログイン時のセッションに「Xfce」と「Xubuntu」がありました。一応両方で立ち上げてみましたが、「Xfce」はもちろんのこと、「Xubuntu」でさえもメニューバーのアイコンがネズミになってます(笑)。カスタマイズできる部分が多いので、自分好みの環境にするならば使い勝手が良くなり愛着も沸きそうです。

xubuntu

 動作はUbuntuよりは遙かに早いです。ファイルマネージャーの効果が大きいのだとも思いますが、確実に早さを実感できます。ただ、少しクセがありますね。何よりUbuntu時に苦労して調整したキーのレイアウトやショートカットキーが効かないので、違和感があります。見たところGUIで調整できる項目が見当たらないので、直接ファイルを編集するしかないです。ですがそこまでするとセッションをUbuntuにした際の挙動も気になります。

 結論…「Xubuntu」はちょっと私向きではないと思いました。でも大丈夫です。実は本命は「Xubuntu」ではなく、この後で試す「Lubuntu」なのだから…(爆)。


固定ページ

最近の投稿

カテゴリー





カレンダー

2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

過去の日記はこちら

キーワードで検索