iMac G4でMac OS X 10.5 Leopardを快適に使うために…1
2010年12月28日(火曜日)
iMac G4(FlatPanel)のOSをMac OS X 10.4 Tiger から Ubuntu 10.04 PPC版に、そしてMac OS X 10.5 Leopardを入れました。10.5.8までアップグレードしましたが、現状ではテキスト入力と簡単な画像加工くらいは快適にできますが、まだまだ満足できる環境とは言いがたい状況。それを解決するためにいくつか試してみましたよ。それについて書きます。
iMac G4(FlatPanel)のスペックは、CPUが1GHz、メモリが768MB、HDは80GB、光学ドライブなしです。
まず最初に試したことはインストール時のカスタマイズ。プリンタドライバは入れず、デフォルトの英語と日本語以外の言語環境は入れず、できるだけ余計なものを入れないようにしました。現状でiPhoto、GarageBand、iMovieなどが入っておりませんが、後でiLife’09を入れるつもりでおります。
さて、インストール後のOSに私がしたことと言えば…少しでも軽いブラウザーをと思いましてCamino 2.0を選択。実際にSafari 4との比較を行いましたが、Youtubeの再生時に差が出ますね。Safari 4ではカクカクして厳しいのですが、Camino 2.0では何とか再生できるんですよね。
次は「Monolingual 」の導入・実行です。「Monolingual」は、Mac OS Xから不要な言語リソースを削除することができるフリーのアプリケーションです。HDDの容量圧迫を防げるだけでなくシステムにかかる負担を軽減できます。
インストール時に通常使わない言語を入れないようにしていても、各アプリケーションは他言語化されているものがほとんどなので、必要としない言語リソースが含まれているものです。それらを削除するだけで、アプリケーション本体の要領も大きく減ることになります。例えば…とあるアプリケーションは50数MBだったのが不要な言語リソースを削除するだけで10MBを下回るほどに軽量化できました。そんな感じです(笑)。驚いたのは言語リソースの削除だけで1GB近くの圧縮になったこと。凄いですね。
それと他言語のインプッドメソッドの削除もできます。そして、アーキテクチャの削除。「Monolingual」によると、このiMacのアーキテクチャはPowerPC G4+とのこと。ですのでPowerPC G4+はもちろん、一応念のためPowerPC G4も残すことにし、Power Mac、同G3、G5やIntel、ほかのCPUに関するものは削除しました。
次回もさらに軽量化と利便性の追求を図りたいと思います。
iMac G4にMac OS X 10.5 Leopardを入れました
2010年12月27日(月曜日)
iMac G4(FlatPanel)のOSをMac OS X 10.4 Tiger から Ubuntu 10.04 PPC版に変更し、苦労の末Flashが期待通り動作しないことを確認したのでOSをMacに戻すことにしたのですが…それが一筋縄ではいかず、難儀しました。その記録です。
iMac G4(FlatPanel)のスペックを今一度書いておきます。CPUは1GHz、メモリは純正で256MBだったのを512MB増設して768MBにしてあります。HDは80GBです。光学ドライブは故障してしまったので取り外してあります。それがネックとなり、Ubuntuを入れる時にはものすごく苦労しました。
このiMacはUSB2.0の機種ではなく、USBからの起動ができないためUSBメモリでのブート&インストールができないのです。加えて光学ドライブがないためiMacを解体し、その隣に開いたDOS/V機を置いてそのCDドライブを間借りした状態でUbuntuをインストールしたのでした。今回Macに戻すのにはDVDドライブが必要となるためDOS/V機は使えません。USB2.0のDVDドライブはあるのですが先ほど書いた通り起動できないので使えません。
ではどうするか…FireWire接続のドライブならば起動できるので、40GBのHDを搭載した古いiPodにインストールDVDの中身をコピーして使う方法を試そうとしたのですが、iPodのHDが不調のためうまくいきません。仕方がないのでiMacのHDを2分割し、片方にインストールDVDの中身を展開しておきそこから起動。もう片方のパーティションにOSをインストールする方法を試すことにしました。
OSはせっかく新規で入れるのだから…とMac OS X 10.5 Leopardを入れることに。ところがインストール中に「RAMが足りません…」との表記が出てインストールが中断してしまいました。最低限必要なメモリは搭載しているはずなのに…と思いつつも、仕方がないのでMac OS X 10.4 Tigerを入れようとしましたらアップグレード版だったことを思い出しました。10.3も然り。ならばと10.2を引っ張り出してきてインストール。OSは快適に動作しますが、古いOSであるが故にFlashの対応やブラウザの対応が悪く、やっぱりアップグレードしたいと考えておりました。
とその時、何気にiMacのスペックを見返しておりましたところ、メモリが256MBしか認識していないことに気がつきました。512MBのメモリがなかったことになっております(笑)。すぐに電源を落として裏蓋を外し、メモリを取り付け直してみたことろ無事に復活。「ということは…10.5をインストールした時もメモリが認識されていなかったのではないか?」と思い、面倒ではありましたが再度HDに10.5のインストールDVDの中身を展開し起動させてみたところ、無事にインストールすることができました。
Mac OS X 10.5 Leopardのデスクトップ
起動させた後10.5.8までアップデートさせました。何となく以前の10.4より動作がワンテンポ遅いように感じます。テキスト入力などではさほど感じませんが、ブラウザの動作、特にFlash関連では顕著です。Youtubeの再生もカクカクしており、アメーバの釣りゲームもスローモーションです(笑)。
明日は現状でできる高速化を図ってみようと思います。