しかし、まだβ版ということで「Jolicloud」の開発チームでは、Wi-Fi、サウンド、ビデオなどで不都合がないかどうか、ユーザーのフィードバックに期待しているようです。私も何かあれば 開発チームにメールでも送って開発に協力したいくらいなのですが、現在のプレβ版は、Windows上で動作するインストーラを使ってインストールする方式です。ネットブック「HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition」Windowsを入れずに使っている私にとっては、「Jolicloud」のシステムをisoで配布していただきたいと思うのですが…。
「Jolicloud」の公式サイトでダウンロードしたファイルが.exe形式だったことに驚きましたが、ネットブック「HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition」でXPを立ち上げ、.exeを実行。XP内のディスクからどれだけの容量をJolicloudに割り当てるか選ぶ画面が出ます。てっきりHDDの別パーティションにインストールされるとばかり思っていたので、またも驚きました。
そう言えば、公式サイトのサポートページに、対応しているメーカーとPCのモデルが一覧表示されていましたね。私が使っているHP mini 1000も対象になってました。その際に、登録日本語は一部で表示されていますが、中途半端でフォントの表示も美しくありません。まずは日本語が中途半端なのでそれを何とかしないと。
ダウンロードした「Jolicloud」のISOファイルは「Private alpha 2c developer version August 2009 “robby” release」というバージョンでした。容量が600MBでしたので CD-ROM に焼いても良いと思いますが、私はインストール速度に期待して USBメモリに書き込み「HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition」でブートしてみました。メモリからのブートでは日本語が使えなくて少々不安だったのですが、HDにインストールして現在使えている「Ubuntu9.04 Netbook Remix」に影響が出るのは嫌だなと思いましたので、iMac(Mid2007)に入れている「VirtualBox」で仮想PCを作って、そこにインストールしました。
ちなみに…「VirtualBox」上での「Jolicloud」は…私の環境では何故か Live USB としては起動できませんでした。直接インストールはできましたが、ネットブックでの使用が前提のためか「CPU周波数の計測がサポートされていません。…」というダイアログが出たり、画面の解像度関係でも不具合が出ているようです。後は問題なく使える感じです。本当は「HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition」で試したいところなのですが、不測の事態を考えますと…OSを試す時はまず「VirtualBox」を使うべきかもしれません(笑)。ネットワーク環境が違うので、テストにはならなかったりするのですが…。