弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

GRUBの解像度を変更する

まずはターミナルを起動し管理者権限でNautilusを起動します。

sudo nautilus
※パスワードを入力

 立ち上がったNutilusのウィンドウから/etc/defaultに移動。defaultディレクトリ内にあるファイル「grub」を開いて編集します。もちろん、ターミナル内で直接該当ファイルを開いても良いのだけれど(むしろターミナル上で開いたほうが手間がかからずラク)、私はつい何とはなしにNuatilusから開いてしまいます(苦笑)。

 さて、/etc/default/grubにはglub起動時の設定が記述されており、それを編集します。私の環境下ではファイル「grub」の23行目に解像度に関する記述がありました。

23 #GRUB_GFXMODE=640x480

 上記を見ていただければ分かるとおり、デフォルトでは解像度の設定が「#」によってコメントアウトされています。これを以下のように編集します。

GRUB_GFXMODE=1024x576

 y軸の数値が600ではなく576と中途半端なのは、私が使っているネットブック「HP mini 1000 VIVIENNE TAM Edition」の解像度に合わせているからです。

 編集が終わったら保存して/etc/default/grubを閉じます。その後、忘れずに行うGrubのアップデート作業があります。端末にて以下のコマンドを打ちます。

sudo update-grub

 これによって/boot/grub/grub.cfgの設定が書き変わります。Grubの設定を変更した場合は必ずupdate-grubを行わなければ反映されません。これで再起動すればOKです。成否はGRUBが立ち上がった時に分かりますが、失敗するとGRUBが立ち上がらなくなる恐れがありますのでご注意を。


GRUB2の背景画像を変更…

なぜかDebianの背景に…

なぜかDebianの背景に…

 ネットブック「HP mini 1000 VIVIENNE TAM Edition」にUbuntu 10.04を入れて使っておりますが、ネットブックの電源をONにして最初に立ち上がるブートローダー「GRUB」の画面がDebianのそれに変わってしまいました(笑)。今まではただの真っ黒い画面に白文字でカーネルなどの一覧が表示されていたのですが、Debianのロゴが添えられた青地の背景画像が表示されています。どうしてだろう? 思い当たることと言えば…ウィンドウマネージャを2、3試した後に変化したような…。

 図らずもいきなり変わってしまったGRUB2起動時の背景画像を別なものに置き換える作業をしました。私が行った方法を記述しておきます。

GRUBの壁紙にしたい画像(png、640*480)を、管理者権限で立ち上げたファイルマネージャを経由して/usr/share/images/desktop-base/の中に入れます。

端末で以下のコマンドを入力

sudo gedit /etc/grub.d/05_debian_theme

geditで05_debian_themeというファイルが開いたら、その10行目の画像名を編集します。

WALLPAPER="/usr/share/images/desktop-base/画像名"

私の環境では、上記の画像名のところになぜか「moreblue-orbit-grub.png」という画像名が入っておりました。あれです。GRBUの起動時に見覚えのあるDebianのロゴ入りのあれです(爆)。

それを任意の画像名に置き換えます。手元にあった壁紙をサイズダウンさせていただきました。

WALLPAPER="/usr/share/images/desktop-base/640_480_miku.png"
GRUBの壁紙変更しました

GRUBの壁紙変更しました

11行目、12行目の

  COLOR_NORMAL="black/black"
  COLOR_HIGHLIGHT="magenta/black"

これは多分、背景画像を使わない時の色設定だと思いますが、怖いので試してはいないです。10行目を#でコメントアウトすれば適用されるのではないかと思うのですが…再起動とかが面倒くさいです(笑)。

それと18、19行目でGRBUのメニューの色が変更できるっぽいですね。

set menu_color_normal=white/black
set menu_color_highlight=black/light-gray

色設定の部分は、いくつかの色を選べるようですが…私はやはり怖いので試していないです。調べると…こんな色が使えそうです。
・white ・black    ・yellow
・light-gray ・dark-gray
・magenta    ・light-magenta
・light-blue ・light-green
・light-cyan ・light-red

 ここまで設定が終わりましたら、最後の仕上げ。端末で次の呪文を入力します。

sudo update-grub2

これによりGRUBの設定やらメニュー項目やらが再定義されます。

kurage@vivi-ubnutu:~$ sudo gedit /etc/grub.d/05_debian_theme
kurage@vivi-ubnutu:~$ sudo update-grub2
Generating grub.cfg ...
Found background image: Grub-mikunchu1.png
Found linux image: /boot/vmlinuz-2.6.32-22-generic
Found initrd image: /boot/initrd.img-2.6.32-22-generic
Found memtest86+ image: /boot/memtest86+.bin
Found ※ac OS X on /dev/sda1
Found Ubuntu 10.04 LTS (10.04) on /dev/sdb1
done
kurage@vivi-ubnutu:~$ 

一部でOS名に※印がありますが、気にしないでくださいね(笑)。

処理が終われば再起動で完了です。


UbuntuとGRUBの話…。

 「Ubuntu 10.04 LTS」が予定通り4月の末にリリースされましたね。一足早くベータ版を使っていた場合は、正しく正規版にアップデートされるのか、それとも新規で入れ直した方が良いのか分からないのですが。現状で何の問題もなく動作しておりますし、私としてはこのまま使いつづけていきたいと思っております。ここのところ数度のアップデートがかかっているので、いつの間にやら正規版になっていると信じて(爆)。

 さて「HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition」に差しっぱなしのSDカードに「Kbuntu 10.04」を入れてGRUBを復旧させたまでは良かったのですが、GRUBのメインをUbuntuのほうにしたかったので、GRUBだけ再インストールすることにしました。「ディスク・ユーティリティ」でSDカードのデバイス名を確認。Ubuntuの端末で以下のコマンドを入力しGRUBを再インストールしました。

sudo /usr/sbin/grub-install /dev/sdb

 これによって、GRUBのメインがUbuntuに移ったので、Ubuntu側のパーティションにあるGRUBの
 後で気づいたのですが エマージェンシー用のLiveUSBの起動オプション(F6キー)から、

file=/cdrom/preseed/ubuntu.seed root=/dev/sdb initrd=/casper/initrd.gz

で起動させることもできましたね。

「root=/dev/○○○」の○にはUbuntuが入っているパーティションを記述します。
まぁGRUBの副産物でKbuntuが入りましたので(笑)少し使ってみることにしようと思っています。


GRUB逝く…

「HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition」に入れて使っております「Ubuntu 10.04 Netbook Remix」が起動しなくなりました。ブートローダーのGRUBを消してしまった…というのが正確ですが。知識がないので再インストールです。ただし、今までの環境は残したいと思います。

 まずは「HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition」の状況ですが…メインのHDは1.8インチの60GB。1,8インチ故に速度が遅い…と言われていますが、私は速度的には不満はないです。これを40GBくらいとその他に分けておりまして、40GBのほうにWindowsでもLinuxでもない夢のようなOSが入っています(笑)。

 HDの残りの容量に冒頭で書きました「Ubuntu 10.04 Netbook Remix」が入っていますが…ブートローダーのGRUBはこのHD内には入れていません。GRUBは本体横のスロットに常時差している8GBのMicroSDカードに入れているのです。起動時にSDカードを選ぶとGRUBが立ち上がるので、HDに入っているUbuntuを選択して起動させています。それから、8GBのMicroSDカードには、実験で試したいOSを入れて遊んでいます。

 唯一の悩みはメインのHDが60GBでは少々物足りないということですかね。OS間のファイル共有が手軽にできるよう、FAT32でフォーマットしたパーティションが欲しいのです。

 さて、ここからようやく本編です(笑)。GRUBをインストールするために用意したのは…「Kbuntu 10.04」。訳あってネットブック版ではなくデスクトップ版ですので、スペック的に厳しいかもしれませんが、GRUBを入れるのが第一の目的なので良しとします。SDカードへのインストールには時間がかかるのは仕様です(笑)。カードの性能が良くないのでしょうね、インストールに1時間くらいはかかってしまいます。GRUBが入ってOSの起動を確認したら今日の作業を終わりにしようと思います。あっ、確認するOSは今入れているKubuntuじゃなくて、起動しなくなったUbuntuのほうですが(爆)。


UbuntuのLiveCDでHD内のOSを起動する方法…

何かの拍子に「GRUB」などのMBR(マスターブートレコード)が壊れて、PC内のOSを起動できなくなることがあります(笑)。そうした場合、UbuntuのLiveCDを使ってHD内のOSを起動する方法がありますので、試してみました。以下はその備忘録です。

作業の前に、まずはPC内HDのパーティションを把握しておく必要がありますね。…無知な私は最初、PC内HDのパーティションを調べるのに、わざわざ一旦LiveCD入りのブートUSBメモリで起動したUbuntuからインストールを選択し、途中まで進めてパーティションの編集画面を確認してました(笑)。

後で知ったのですが…Ubuntuの「システム」「システム管理」「パーティションエディタ」で、PC内HDのパーティションが確認できます(笑)。必要とあればメモをとっておくと後で楽ですよ。

次にインストールをやめて再度 USBでブート。最初の起動メニューで「F6キー」を押して、起動オプションの文字列を打ち変えます。

デフォルトは
file=/cdrom/preseed/ubuntu.seed boot=casper
initrd=/casper/initrd.gz

改変後は
file=/cdrom/preseed/ubuntu.seed root=/dev/☆起動させたいパーティション☆ initrd=/casper/initrd.gz

☆起動させたいパーティション☆の名称は「sda1」や「sda2」などです。

そしてEnterを押すと、HD内にあるUbuntuの起動シークエンスに移行します。あとはGRUBを再インストールすればよろしいかと。


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