弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

言葉を綴る…その2

読みやすく分かりやすい平易な文章を書くことができるよう自分を高めていこうと考えております。その歩みこそおそらくは遅々なれど、その想いだけは本当です。まぁ想いだけではダメなのですが(笑)。今日は副詞のひらがな表記について書いてみようと思います。

副詞とは、おもに状態や程度を表現する言葉…とまでは説明できますが、かく言う私も詳細を語れるほどの学を持ち合わせておりません。Wikipediaによれば…「用言(動詞、形容詞、形容動詞)を修飾する」言葉ということです。

副詞をつらつらと挙げていこうと思ったのですが…パッと思いつかないあたりに私の無学っぷりが露呈してしまう(笑)。結局のところラクをしてしまいまして…「副詞の漢字表記」について書かれたこちらのページを参考にさせていただきました。ただし、こちらでは日本語の歴史のある副詞について漢字表記できるものを紹介しているので、現代的に使われている語句を私基準で選びました。そのために古い表記が多々まじっている可能性がありますことをご承知おきくださいませ(笑)。それと、一応、五十音順のはずです。

これって漢字で書くのが当たり前じゃない?…というもの。

・敢えて(あえて)・数多(あまた)・幾許(いくばく)・未だ(いまだ)・概ね(おおむね)・恐らく(おそらく)・傍ら(かたわら)・辛くも(からくも)・奇しくも(くしくも)・全て(すべて)・随分(ずいぶん)・折角(せっかく)・是非(ぜひ)・大体(だいたい)・段々(だんだん)・着々と(ちゃくちゃくと)・遂に(ついに)・到底(とうてい)・道理で(どうりで)・何卒(なにとぞ)・温々(ぬくぬく)・図らずも(はからずも)・再び(ふたたび)・別に(べつに)・他に(ほかに)・誠に(まことに)・全く(まったく)・妙に(みょうに)・無論(むろん)・毛頭(もうとう)

あ、ついつい漢字で書いちゃうよね…というもの。

・余り(あまり)・粗方(あらかた)・或いは(あるいは)・如何(いかが)・却って(かえって)・尚(なお)・甚だ(はなはだ)・遥々(はるばる)・一際(ひときわ)・一入(ひとしお)・滅法(めっぽう)・勿論(もちろん)・もはや(最早)・余程(よほど)・宜しく(よろしく)・歴と(れっきと)・割と(わりと)

もしかしたら漢字表記してしまうかも…というもの。

・生憎(あいにく)・何れ(いずれ)・徒に(いたずらに)・苛々(いらいら)・疎か(おろか)・且つ(かつ)・隅無く(くまなく)・呉々も(くれぐれも)・殊のほか(ことのほか)・然して(さして)・宛ら(さながら)・然程(さほど)・但し(ただし)・篤と(とくと)・咄嗟に(とっさに)・兎に角(とにかく)・偏に(ひとえに)・殆ど(ほとんど)・未だ(まだ)・寧ろ(むしろ)・努々(ゆめゆめ)

さすがにこれは漢字では書かないぜ…というもの。
・飽くまで(あくまで)・恰も(あたかも)・強ち(あながち)・普く(あまねく)・遍く(あまねく)・予め(あらかじめ)・些か(いささか)・徐に(おもむろに)・兼て(かねて)・頻りに(しきりに)・暫く(しばらく)・頗る(すこぶる)・須らく(すべからく)・偶に(たまに)・一寸(ちょっと)・遂々(ついつい)・粗(ほぼ)・将に(まさに)・況して(まして)・先ず(まず)・又(また)・専ら(もっぱら)・矢鱈(やたら)・矢張り(やはり)・稍(やや)・漸く(ようやく)・縦しんば(よしんば)・態と(わざと)

言い訳しますと…上記はあくまでざっくりと分類したものであり、実際にはもう少し細かく分けるべきものであると思います。ですが、これら副詞の中には、ひらがな表記に違和感を感じる言葉も散見しています。例を挙げるならば「再び(ふたたび)」「到底(とうてい)」「着々と(ちゃくちゃくと)」などでしょうかね。必ずしも副詞のひらがな表記を徹底すべき…というわけでもないので、とにかく平易な表記で言葉を綴っていくことを意識するということでよいのではないかとも思っております。

ただ、あえて漢字で表記したい言葉…そんなものがあったりしませんか?漢字を使うかひらがなで表記するか…それによって文章の持つイメージと言うか表情はがらりと変わるはず。
「敢えて(あえて)」という副詞を使って例を挙げますが…

・「敢えて言おう。数であると」
・「あえていおう。かずであると」

どうですか? 前者は憮然とした上から目線の物言いに聞こえ、後者は幼子の戯れ言のような印象がありませんか?(笑) 

それと…これはもう余談の部類になるのだけれど「これって漢字で書くのが当たり前じゃない?…というもの」の中には、ひらがなで書くと通じないのではないかという懸念がある言葉があるのではないかと思うんです。例えば「妙に(みょうに)」とか「「むろん(無論)」とか「もうとう(毛頭)」などがそう。これらをひらがなで表記するとおかしなことになりそうな気がしませんか?

例文を挙げてみると…
「背中がみょうに痒い」
「むろん拙者もお供致す」
「貴殿の頭髪をむしり取るつもりはもうとうない」

どうですか?
え?
例文がおかしい?

むろん、そんなみょうな例文を挙げたつもりはもうとうないのだけれど(爆)。


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