弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

MacのHome内フォルダ名を英語化

MacBook Pro(Early2011)にてMac OS Lion 10.7を使っております。Homeフォルダ名(ユーザアカウント名)が英語なのにも関わらず、Home内の各フォルダ名が日本語表記になっていることに以前から疑問を感じていた私です。今日はそれを解消するお話。

思えばその昔、Mac OS Xが登場したてのころは、Home内フォルダの名前は営業表記でした。私はそのままMac OS 10.4 Tigerまでアップデートしていったので、そのままHome内のフォルダ名が英語表記で、それが当たり前だと思っておりました。ところが、OSが不調になったためMac OS X 10.4 Tigerを新規でインストールするとHome内のフォルダが日本語表記になってしまい閉口したことがありました。

そうそう。ネットブック「HP Mini 1000 VIVIENNE TAM Edition」で使っているUbuntuでも、Home内のフォルダ名は必ず英語に変更して使っておりますね。特にUbuntuの場合は端末でHome内にアクセスする機会が多く、フォルダが日本語では入力がとても面倒になるため当然のごとく英語表記にする…そんな意味合いが強いかもしれませんけれども。

やはり、ここはMacでも英語表記にしたい。というわけでローカライズファイルをいじってみます。

まずは端末を起動します。Mac OS Xではフォルダ「アプリケーション」内のフォルダ「ユーティリティ」の中に「ターミナル」の名称で入っております。

これを起動して以下のコマンドを入力します。

cd /System/Library/CoreServices/SystemFolderLocalizations/

上記のコマンドでは、ローカライズファイルが置いてある場所に移動しています。

次に以下のコマンドを入力します。

sudo mv Japanese.lproj Japanese.lproj.bak

管理者権限を持って、ファイル名を変更するコマンドを実行します(パスワードの入力が必要です)。ファイルの拡張子の後ろに.bakを付けることで、日本語ローカライズファイルをバックアップしています。

そして最後の命令。以下のコマンドを入力します。

sudo cp -pr en.lproj Japanese.lproj

管理者権限にて、英語のローカライズファイルをコピーします(パスワードの入力が必要です)。その際、日本語のローカライズファイルの名前を付けてコピーすることで、日本語版でありながら英語版のローカライズファイルを読み込むことになるので、フォルダ名が英語になります。ただし変更を反映させるには再ログインが必要です。はい、これで完成です。

元に戻す場合は、ローカライズファイルが置いてあるディレクトリに移動し、中身が英語版のJapanese.lprojを削除し、ファイル名を変更してバックアップしていた日本語版ローカライズを元に戻せばOKです。その際は以下のコマンドを入力してください。

cd /System/Library/CoreServices/SystemFolderLocalizations/
sudo rm -rf Japanese.lproj
sudo mv Japanese.lproj.bak Japanese.lproj

ちなみに上記のrm命令がファイル削除なのですが、ローカライズファイル.lprojというのは実はフォルダなので、フォルダを中身ごと削除するためのパラメータをオプションで付ける必要があります。それが「-rf」です。ちなみに中身が空と分かっているフォルダを削除する場合のパラメータは「-r」です。


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