弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

「Lubuntu」を導入してみました

 ネットブック「HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition」で運用している「Ubuntu 10.10」のもたつき解消のため、Ubuntuよりも軽い「Xubuntu」を試したばかりなのですが、さらに軽い動作をするという「Lubuntu」を導入してみました。その記録です。

 「Lubuntu(ルブンツ)」はデスクトップ環境「LXDE」を用いています。Wikipediaによると、LubuntuはUbuntuから派生したディストリビューションであり、「軽量で、リソース消費量が少なく、省エネ」なことを目指したプロジェクトである、そうです。「Ubuntu」や「Xubuntu」の半分のRAMしか使用しないというので期待できますね。

 この「Lubuntu」は「Xubuntu」と同様に「Ubuntu」派生ディストリビューションとしてLiveCDが提供されておりますが、今回も「Ubuntu」上に「Lubuntu」のデスクトップ・パッケージを導入して体験することにします。インストールは簡単。「Synapticパッケージ・マネージャ」で「Lubuntu」を検索。いくつか表示された検索結果の中から「Lubuntu-desktop」を選び、依存パッケージを追加して適用するだけです。

 ただし「Xubuntu」の時よりもファイル数も多く時間がかかったような気がしました。しかも、しばらく待つとデフォルトのディスプレイマネージャをどうするかというダイアログが表示されました。これはXWindows System上でのログイン画面をどうするか、ということです。Ubunru標準のgdmのままにするのか、Lubuntu用のlxdmにするのか。この選択肢は「Xubuntu」の導入時にはなかったなぁ…と思いつつ、所詮はログイン画面ですので、あれこれ言うのは詮無きこと、と思いデフォルトのgdmのままにしておきました。ですが、あとで知りましたがlxdmのログイン画面って美しいらしいのですよ…これは後で変更してみるしかないですね。

LXDE

 さて、インストールが終わったら再ログインしてみます。セッションに「LXDE」と「Lubuntu」そして「Lubuntu Netbook」が増えております(笑)。ちょっとセッションが増えすぎておりますが、気にしないことにします。「LXDE」はUbuntu系ディストリビューションであることを忘れてしまいそうな装いですね。で、無線LANをすぐに認識してくれないのが残念です。

Lubuntu_netbook

 一方の「Lubuntu Netbook」はネットブック用にアプリケーションを大きなアイコン表示するアプリがデスクトップ上に立ち上がるんですが、これがちょっと使いづらいんですよね。しかもその分メモリを余計に消費するらしいです(笑)。

Lubuntu

 というわけで、やはり通常の「Lubuntu」が良いみたいです。青を基調としたデフォルトの外観はKDEっぽい感じもしますね。ファイラーも軽ければ他のアプリケーションの起動まで早いです。特にデフォルトのブラウザであるChromiumが軽快なんですよね。何よりも「Puppy Linux」や「DSL(Damn small Linux)」と違って根本が「Ubuntu」のため、使いやすさの面ではずっと上ですね。

 仕事仲間の氷翠さんにも勧めてみたのですが、気に入っていたようで何よりです。今後は「Lubuntu」をデフォルトに使っていこうと思います。


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