弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

» 2010-04-09の日記

「Live-Android」を試す

 モバイル端末に新しい風を吹かせている「Android」を搭載したドコモのスマートフォン「Xperia (エクスペリア)」(ソニーエリクソン製)が話題沸騰の感じですが、iPhoneを使っている私にとってはAndroid自体が遠い国のお話のような気がしてなりません。しかし、「Android」をPCで動かすことのできるディストリビューション「Live-Android」があれば、「Android」を体験することができます。ですので試してみたのですが…。

Live-Androidの起動直後

Live-Androidの起動直後


 まずはネットブック「HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition」で動かしてみようと思い、Live-Androidのサイトから以下の2ファイルをダウンロードしました。

  • liveandroidv0.3.iso.001
  • liveandroidv0.3.iso.002

 Live-AndroidのLiveCDのisoイメージが2つに分割されておりましたので、これをisoイメージファイルを結合する必要があります。そこでターミナルで以下の一文を入力しisoを結合しました。

cat liveandroidv0.3.iso.001 liveandroidv0.3.iso.002 > liveandroidv0.3.iso

 それにしても…isoイメージの結合はFinderではできないのに、ターミナルではできてしまうのが不思議です(笑)。

Live-Androidのアプリケーション群

Live-Androidのアプリケーション群


 「Android」はもともとLinuxベースであり、そこに独自の拡張がされ、速度や容量にも気を使って作られているようです。それを再びPCでも動くようにしたのが「Live-Android」のようです。結合され完成したisoイメージが170MB程度だったのには驚きました。

 さて、手元に空きメディアがなかったので、Ubuntuベースの派生OS「Jolicloud」を入れておりました4GBのSDカードをやむなくフォーマット。このカードにLive-Androidのisoイメージを書き込むことにしました。 Mac純正のディスクユーティリティの「復元」を使おうと思ったのですが、ディスクユーティリティでは異なるメディアへの復元ができないようなので、ここからは「Ubuntu 9.10」で作業することに。頼みの綱の「Unetbootin」でSDカードに書き込み起動させることにしました。

 ところが「HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition」では起動途中で止まってしまいます。起動時の選択画面で画面の解像度を色々変えながら試しても、乱れたロゴらしきものがうっすら見えるところまで進むもやはりダメでした。

 氷翠さんにSDカードを渡して試してもらいましたら、VirtualBoxでは「Live-Android」が起動しました。後で自宅で試したところ、iMac(Mid2007)のVirtualBoxでは起動させることができました。日本語での表示も可能でしたが日本語入力はできませんでした。

このサイトを表示させてみました

このサイトを表示させてみました


 また、どこにもかけることのできない電話機能なども有していて「やはりこれはAndroidなのだなぁ」と思ってみたり(笑)。話題のモバイルOS「Android」の一端を垣間見た…とは言えないまでも、興味深い体験をすることができました。タッチパネル操作の可能なPCなどで試すともっと面白いのではないかと思われます。 余談ですが、「Android」のブラウザはWebキットベースのようですね。ユーザエージェントにLinux、Androidだけでなく、AppleWebkit、Safariなどの文字列が入っていたのには驚きました。


iPhone OS 4.0

 待望のマルチタスク機能などを備えた「iPhone OS 4.0」が夏にリリースされるというデベロッパープレビューがapple社からありましたね。一足早く今日から開発者向けのプレビューがリリースされるのだとか。

 何と行っても既存の「iPhone OS」ユーザーから熱望されていたマルチタスク機能が付加されることになったのは大きいですね。デモでは、homeボタンのダブルクリックで今起動しているアプリの一覧が下からせり上がってきておりました。これによってCPUやバッテリーへの負担は増大すると思われますが、バックグラウンドに回ったアプリの動作は最低限のものだけに絞ってバッテリーの負荷を押さえる技術が使われているそうです。

 アプリを追加できる数も大きく増えたようです。ウインドウの最大枚数は変わらないものの、アプリをフォルダに入れて管理できるようになるため、これまでの180から最大で2160のアプリを入れることができるようになるようです。

 このほか、ソーシャルゲームネットワーク機能、広告表示機能をOSに加えた「iAd」、iPadと一緒に登場した「iBooks」をiPhoneでもサポートなどの新機能がお目見えするのだとか。

 対応はiPhone 3GSと最新のiPod touch。iPhone 3Gと第2世代のiPod touchでは全てではなくいくつかの機能が対応するそうです。


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