弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

» 2009-10-27の日記

日本語入力環境「かわせみ」…

 今日は朝から小雨が降っておりました。夜更け過ぎに雪へと変わったらどうしよう(笑)なんてことを考えつつ、Mac専用のシンプルかつ軽快な日本語入力環境「かわせみ」の体験版をダウンロードしてこの日記を書いているところです。

 「かわせみ」の情報は…仕事仲間のLIFEさんが教えてくれました。LIFEさんは 情報通ですし、何より私と同様に Mac を愛する男ですので、色々と教えてくれて助かっております。そんな LIFEさんによると、「かわせみ」はMacのソフト開発を撤退したエルゴソフトの「egbridge」がベースになっているそうで、エルゴソフトにいた方々による物書堂という会社が、現在「egbridge」の権利を持つコーエーからライセンスを受けて開発した日本語入力環境のなのだとか。もともと「egbridge」ユーザの LIFEさんには、親近感の沸くものなのでしょう。

 私はと言うと…会社でやむなく使っている Windows では ATOK を、自宅の Mac では純正の「ことえり」を使っており、基本的には「ことえり」で十分だと思っています。あくまで個人的嗜好として記しておきますが、日本語入力環境は究極の「育成ゲーム」っぽいところがあると私は思っておりますので、ちょっと物足りない「ことえり」とか、色々と困らせてくれるLinuxの日本語入力環境「Anthy」にとても魅力を感じるのです(爆)。

 

 それを踏まえた上で「かわせみ」の公式ページで仕様を眺めてみますと…現在入力中の読みに一致する過去の履歴候補を表示・選択できる「スマート履歴変換」、直前の文章を解析し変換を行う「スマート・インライン変換」といった便利な省入力機能を備えているようです。

 「かわせみ」が動作する OS は、Mac OS X 10.5 Leopard と 10.6 Snow Leopard 。ダウンロード販売のみの取り扱いですが、1ライセンス1,995円(税込)、3ライセンスのファミリーパックが 3,990円(税込)という驚きの価格でリリースされています。こうした思い切った価格設定は、OS X 10.6 Snow Leopard の価格と照らし合わせても十分購入を検討できるものであると思います。性能がどうであれ標準で「ことえり」という日本語入力環境を有する Mac OS X に、高価な日本語入力環境を改めて購入して入れることはないと考える人もいるはずだからです。

 ただし、「egbridge」をもとに開発されていて、そのユーザ辞書が使えたり、慣れたキーボードショートカットで操作できたりという利点があったとしても、ライセンスの問題からなのか決して進化ではなく「egbridge」にあった多くの機能が失われている点は抑えておかなくてはなりません。ですが、このことが逆に軽量化に繋がっているのかもしれませんし、何より割り切って機能をスポイルしつつも価格を大胆に抑えてリリースする物書堂さんの姿勢に好感が持てます。要するに「かわせみ」はとにかく多くの人に使ってほしい優れた日本語入力環境なのではないかと思えるのです。

 物書堂のサイト http://www.monokakido.jp/では、30日間試用できる「かわせみ」の体験版をダウンロードすることができます。気に入ったら、ライセンスキーを購入することで、製品版にアップグレードできるようです。

 ちなみに「かわせみ」というのは言わずもがな鳥の名前ですが、漢字では「川蝉」または「翡翠」と書きます。前者は普通に読めると思いますが、後者は「ひすい」とも読めます。実は宝石の翡翠はカワセミの羽根の色から付けられた名前なのです。そんなことから、仕事仲間の「氷翠」さんには「ひすい」繋がりということで、ぜひ Mac を買って日本語入力環境として「翡翠(かわせみ)」を選んでほしいと願わずにはいられないのです(笑)。

 よし、オチも付いたし…今日はこのへんで(爆)。


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