弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

» 2009-10-06の日記

「もぶりん」のこと…

 モバイル向け Linux のディストリビューション「Moblin(モブリン)」を試してみました。記事のタイトルをひらがな書きしております故に「もぶりん…って萌えキャラ?」と思った方は残念でした(笑)。釣られた人はいたのかな? 興味のない方には面白くも何ともない話題ですが、しばしお付き合いくださいませ。

 「Moblin」は、インテルが途中まで手掛け、2009年4月から The Linux Foundation にプロジェクトが移管され開発が続けられている Linux ディストリビューションです。なんと言っても Ubuntu 9.04 を上回る起動スピードや、モバイル端末に特化したUI(ユーザインターフェイス)が魅力。Intelのプロセッサ「Atom」を使っているネットブックや「MID」「IVI」など向けのOSであり、また、低スペックのハードでも動作するよう軽量化・最適化されているそうです。

 「MID」とか「IVI」とか、私には聞き慣れない言葉が出てきました。「MID」は Mobile Internet Device の略で、Intelが提唱している小型インターネット端末のことらしいです。ネットブックより小さくて携帯電話より大きい…両方の良さを併せ持つ端末なのだそうです。一方の「IVI」は In-Vehicle Infotainment の略で「車載インフォテインメント」というもののことです。これはメール、インターネット、音楽・映像といったメディアの視聴などができる端末のことらしいです。

 また、開発にも勢いがありますね。2.0ベータのころは毎週のように更新されていましたし、2.0が出たばかりだというのにもう 2.1 の開発がスタートしており、開発者用ながら 2.1 を試すこともできてしまうという勢いです。

 気になる方は日本語の公式サイト http://www.moblin.jp/index.htmlをご覧ください。

「Moblin」をインストールする…

 さて、実際に「Moblin」の公式サイトからダウンロードしたimgファイルを「Virtualbox」の「Windows XP」上で1GBのUSBメモリに入れ、ブートUSBを作成しました。まずは「Virtualbox」上でのインストールを試みたのですが、マシンのスペックが高すぎたようで無理でした。スペックが足りずにインストールできないとかはよくある話ですが、高スペック過ぎてダメというのは初めてでした(笑)。

 気を取り直して、「HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition」にUSBメモリを差してで起動してみましたが、日本語が使えず、インターネット系もダメでした。USBブートだとこういうことはよくあるので、何はともあれ、インストールしてみることにしました。

 インストールは簡単ですよ。最初に出てくるダイアログで言語とキーボードは日本語を選択。地域と時間はデフォルトのままでOKです。パーティションはext3でしかフォーマットできませんでした。Ubuntu 9.04はオプションながら ext4 でフォーマットできましたのに…。その後はライブイメージがハードドライブに転送され、ブートローダーが入るのを待てば完了し、ユーザーアカウントの作成画面が表示されます。「Moblin」の場合はここで作成するユーザーのパスワードが、そのままrootのパスワードになります。後で設定しなくていい分、便利な気がします。どうせ今までもユーザのパスワードとrootのパスワードは同じ設定にしておりましたので。

 無事にインストールが終了した「Moblin」を試してみたのですが…起動も動作も軽快ですが、やはり日本語入力ができませんでした。IMは入っているのですが、日本語入力環境である Anthy が入っていないのです。これは Anthy を入れることで解決すると思うのですが、致命的なのは Wi-fi がまったく機能せず、認識できないことです。また、私の環境では頼みの綱の有線ネットワークへの接続もできませんでした(泣)。これじゃ、手も足も出ない…。

 仕方がないので、Ubuntu Netbook Remix で起動し直そうと思いましたら、「Moblin」のブートローダーからWIndows XPは起動するも、Ubuntu Netbook Remixが起動しないのです。パーティションは存在はしているようなのですが、そこにアクセスできないようなのです。もしかしたら ext4 でフォーマットしているせいかもしれません。

 復旧のために、1GBのUSBメモリでUbuntu Netbook Remixをブートできるようにし、パーティションの編集をするハメになりました。散々な目に遭いましたが、 魅力的なGUIで軽快な動作も気に入ったので、次回は外部ディスクにでもインストールしてみようと思います。


白鳥は見えないところでバタ足するんです…

白鳥は見えないところでバタ足するんです…

 目には見えない部分ですが…このサイトの自作フレームワーク「天の川(Amanogawa)」の改良も密かに行っているのです。まるで白鳥が水面下で必死にバタ足をしているかの如く(笑)。

 これまで、日記「日々のこと」などで呼び出していた天気マークの変換用PHPファイル changeIcon.php を使わずに動作する仕様に変更しました。日記関連の命令を集めたモジュールセット「言の葉(kotonoha)」の中に、天気マークの変換スクリプトを仕込むことで解決しました。これは読み込むファイル数を減らすのが狙いです。

 pnyoさんに先日アドバイスをいただきました、最近の記事一覧を表示するためのスクリプトも開発中ですが、こちらは思ったより時間がかかりそうな雰囲気です。

 最近の記事一覧を左側のメニューが表示されるすべてのアプリケーションで表示させるためには、従来の日記を読み込むタイミングをもっと前倒しする必要があります。また、同じような処理を何度もしなくて済むように取得したデータを再利用する仕組みも作らねばなりません。

 思った以上に大きな改造が必要で、恐らくフレームワークの根元から書き直す必要があると思いますが、これを行えばフレームワークの仕組みがより簡潔になり、今後に活かせる構造になるはずです。

 とりあえず…今日は記事の読み込みタイミングを早めることができました。トップページの記事はこれまで、index.php を経由してからトップ専用のコントローラー内で読み込んでいました。これを、index.php にアクセスがあった際に読み込まれる設定ファイル内でトップページ用の記事を読み込んでおき、トップ専用のコントローラーでこれを呼び出して処理する仕様に変更しました。

 後は、トップページ用の記事データから、見出しだけ抜き出して最近の記事一覧を作成しメニュー内に表示してやれば完成です。明日にでも取り組む時間があればやりたいと思っております。


日記の総数表示、始めました…

 このサイト「プログラムとはずがたり」の改造を少しずつ勧めております。今日は日記「日々のこと」の月毎のリンクに記事の総数を表示するようにしほか、システムそのものの改良にも取りかかってみました。

 記事の総数を表示する仕組みは、1ヵ月毎に1ファイルとなっている日記のデータを読み込み、正規表現でIDの数を調べることで行っております。ただし、本格的なプログラムを書く時間が取れなかったため、月毎のページを生成するPHPファイル内に正規表現で件数を調べるスクリプトを数行書き、ダンプ表示させたものを設定ファイルのサブメニュー項目に直接入力した数値なの(笑)。うーん、相変わらず凄い無理矢理感だ…(爆)。

 構想をまだ固めてはおりませんが、記事の総数をチェックしメニューを自動更新するタイミングは、誰かがページにアクセスした際にするか、管理ツール上で行うかを検討中なのです。これが決まって開発が進むまでは、ちょっと大変ですがしばらく手動で行うしかありません。

 また、過去の記事については未だ1日1ページのままで、1テーマ1ページへの変更が済んでおりません(泣)、順次更新したら数字も変えていくつもりです。


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