弐条海月の とはずがたり

そこはかとなく書き綴るブログなるもの

» 2008-12-01の日記

1日遅れのガンダムOO…

 日曜日に見逃したガンダム00 2ndシーズン 第09話「拭えぬ過去」を観ました。アニメを見た後は何もできずに寝てしまい、特にネタがありませんので、私なりに09話を振り返ってみます。すごく
 「拭えぬ過去」のタイトル通り。過去に固執する人、忘れたい過去に囚われる人…そして過去よりも未来のために戦うんだという意志を見せる人…。様々な登場人物の心情をちりばめながら見せた回でした。それだけに見どころがたくさんありましたね。

 まずは、サーシェスの駆るスローネの後継機。強いですね。より早く、強くなったGNファングと言い、ちょっとカッコイイです。敵ながらあっぱれといった感じで、セラヴィーを圧倒してました。
 これは、ティエリアとセラヴィーが弱いということよりも、前シーズンで家族の仇を討とうとして命を落としたロックオン・ストラトスの仇討ちに固執して周囲が見えなくなっていることも原因だとは思いますが…。

 それにしてもセラヴィーの中は一体どうなっているのでしょうね。案外空洞で、小さなガンダムが頑張って動いていたりして…(笑)。

 そう言えば、HGのガンプラで見た背中のガンダムヘッドには脚らしい部分がありましたが、腕がなかったんですよね。てっきりは肩のGNキャノンが比較的自由に動くのでこれが腕なのかな…とも思ったのですが、実は劇中のように隠れているのでしょうか?この秘密が明かされるのが楽しみでなりません。

 また、ルイスに対するアンドレイの態度に少し安心しました。家庭を顧みなかったという父に反した生き方をしているのか…気になっていたのですが、ちょっぴり紳士的対応が見えましたね。ちゃっかりルイスのことを調べてはいましたが…。まぁ、この辺りが「ロシアの荒熊」である父セルゲイには到底及ばないところなのでしょうね。
 そんなアンドレイに「ロシアの小熊ちゃん」という呼び名を進呈したいと思います(笑)。

 09話で最も私の琴線に触れたのは、ミスターブシドーのシーンでした。作戦行動中にもかかわらず1人、また勝手な動きをしている仮面の男・ミスターブシドーが、試作段階の機体を調整中のビリーのもとに現れます。

 そこでビリーは「グラ…」と、ついに言いかけてしまいましたね。2ndシーズンにまだ登場していない人物であり、禁断の名「グラハム・エーカー」の名前を。誰もが温かい目で仮面の男の行く末を見守っているというのにっ。

 とは言え、あれでミスターブシドーの正体に気が付いた人っているのでしょうか? いないですよね。なんと言ってもバレバレなんですから(笑)。ですから、あえてビリーに「グラ…」と言わせた辺りは、アニメスタッフの心憎い演出であるのだと思います。

 ブシドーの話題はまだ続きます。「グラ…」と言いかけて「ミスターブシドー」と言い直したビリーに対してのミスターブシドーの言葉が最高でした。

 「皆勝手にそう呼ぶ。迷惑千万」。

 迷惑千万? 本人が「ミスターブシドー」という呼び名が気に入らないとでも言うような武士道チックな台詞です。ですが、私には「ミスターブシドー」という呼び名は本人がつけたとしか思えないのです。

 こんなやり取りがあったと思うのです…

 ある日突然、陣羽織と仮面を付けて登場した男におののく周囲。
 ある隊員が勇気を振り絞り「あの…グラハ…」と呼びかけるや否や
 ビシっと腕で制止の合図を送った仮面の男はこう言い放つ。
 「私のことは今後、ミスターブシドーとでも呼んでくれ」
 別の隊員が「その出で立ちは…」と尋ねると。
 ミスターブシドーと名乗った仮面の男はこう言うのです。
 「これは…決意の表れだ。私が本懐を遂げるその日まで、グラハム・エーカーという男は決してお前達の前に姿を現すことはないだろう」と。
 そして周囲は誓ったのです。
 「ああ、この人はミスターブシドーだ。どういう関わりがあるのかは知らないが、決してグラハム・エーカーではないのだ」と。
 そして温かく見守っていくことにしたのです。

 どうでしょう?(笑)。それっぽくないですか?

 ブシドーの話題はまだまだ続きます。ビリーを訪ねたミスターブシドーの目的は、試作段階の機体を「私色に染め上げてほしい」「最高のスピード、最強の剣を所望する」という無茶な注文のためでした。それに対して「合点、承知」と武士道チックに答える優しいビリー。

 気心が知れた仲だけに暗にからかっているのかもしれませんが、そのセンスはブシドーには通じなかったようです。いや、むしろ武士道的には、納得の回答で、ニヤリとほくそえんだかもしれないのですが。無論、仮面からその表情をうかがい知ることはできないのですが(大笑)。

 試作段階の機体は、アヘッドのカスタム機ですかね?。きっと鎧武者のようなスタイルの機体(ある意味ガンダムっぽい)になるはずです。

 マネキン(&リヴァイヴ)とスメラギさんの戦術対決も良かったですね。裏をかいたマネキンのさらに裏をかくスメラギさん。その剛胆な戦術をまた目の当たりにしたことで、ついにマネキン大佐は確信しましたね。CB(ソレスタル・ビーイング)の戦術がスメラギさんのものであるということに。

 そして、スメラギさんも敵方の司令官がマネキンであると知ります。回想で、スメラギさんとマネキンの邂逅シーンが…。セミロングの髪型のマネキン大佐もグーです。ですが、スメラギさんの言うところの逃れられぬ過去って、まさか三角関係とかではないですよね(笑)。

 マネキン大佐と言えば…付属物のコーラサワーもイイ感じでした(笑)。もともと軽いキャラでしたが、磨きがかかってるような印象ですね。ちなみに、1stシーズン第1話で登場したイナクトのデモカラーのプラモが売れているそうです。エクシアに舜殺された機体なのに、スゴイです。コーラサワ-(笑)。

 そして、宇宙で待つオーライザー、OOガンダムが無敵になる代物だとか。かつてガンダムSEEDで登場したミーティアのような支援機ですかね、あの形は。推進力や攻撃力が大幅に向上するのだと思いますが、それに比例して機体も大型化しますから、標的にならないかどうか心配です。あっ、GN粒子で防ぐので大丈夫なのですね、きっと。

 最後に…08話では悩ましげだったティエリアは、今回は自分の進むべき道についてまだ悩んでいましたね。どこまで悩めば解決するのでしょうか?


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